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vol.65 樹脂ペレットなどを安全に切断する手法のご紹介

樹脂製品原料であるペレット中に異物が混入していると、それを使用して製品化されたフィルムや樹脂部品などの内部に異物が混入してしまい、それが原因の製品不良によるクレームを引き起こしてしまうことになります。
混入異物の同定が出来れば、混入の原因となるプロセスなどの特定できる可能性が高まりますが、ペレットの様な形状から異物を取り出すのには、まず、狙った場所を切断する必要があります。
この作業は、通常はカッターやデザインナイフなどの刃物を使用するケースが多いと思いますが、安全の観点からも非常に困難なのが現状かと思います。
そこで、弊社では、「しっかり固定して、顕微鏡下で安全に切断する」以下の手法を提案しています。

クイックトリミングツールによる安全作業

《特徴》
・対象試料を固定できる(バイス方式)
・切れ味のいい、炭素鋼製の切断刃が使用できる(ホルダーでホールド)
・ハンドル下降だけで、切断作業が可能(てこの原理で軽い力での作業)
・安全カバーがあるので、安全が担保される(刃物への接触、試料の飛散が防止できる)
・顕微鏡セットでは、拡大倍率下で狙った場所を切断できる(肉眼観察で最大45×/カメラも取付可能)
・対象試料は、ペレット形状、平板形状などに対応

以下WEBページの動画にて、実際の作業の様子が確認できます
【クリックしてWEBページを見る】
貸出デモを受け付けておりますので実機にて是非ご評価ください(1週間程度)