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vol.66 微量液体やペーストの塗布手法について

流動性の低い低粘性の微量液体を、ある程度の量ハンドリングしたい場合は、マイクロピペットをマイクロインジェクターと組み合わせての使用が適しています。
しかしながら、上記の手法は、粘性の高いペースト状の液体では吸引や吐出が困難です。
そこで弊社では、特殊な形状のマイクロツールを使用して、転写する手法を用いています。

専用ツール+マニピュレーターによる転写の提案

使用する特殊形状マイクロツールは、以下になります。

品名:マイクロプレスツール
型式:MPT(専用ハンドルMPHと併用)
特長:ガラスロッド先端を100μm以下に特殊形状加工

※精密な位置決め制御が必要ですので顕微鏡下でのマニピュレーター作業が必要になります

【実際の作業イメージ】

この手法を用いると、エポキシ接着剤やAgペーストなどを狙った位置に直径100μm以下に微量塗布することができます。
MEMS部品や微細配線の接着などに特に有効な手法となります。

WEBページ内の表に「MPT」を掲載しています。>ガラスツールのページをみる

実際は、塗布する液体の固化時間や塗布対象物の表面状態により作業性が変化しますので、詳細はご相談ください。