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vol.46 ウサギトカメ? / ラビトル3D メカニカルマニピュレーター

マイクロサポートニュース vol.46

いつもマイクロサポート製品をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
マイクロサポートでは 「マイクロサポートニュース」として、継続的にマイクロハンドリングやサンプリングについての情報を発信しております。

機械式マイクロマニピュレーター 「ラビトル3D

今回は、実体顕微鏡やマイクロスコープ観察下にてすぐ使える、機械式マイクロマニピュレーター「ラビトル3D」について紹介いたします。

《開発の経緯》

弊社は、2006年の創業より、マウスで操作できる電動マイクロマニピュレーターを提案しておりますが、

エンジニアが装置の訪問デモなどでお客様と接する中で、もっと手軽に使えるマイクロマニピュレーターが欲しいとの声を多く聞くようになっておりました。

その声を元に試作を重ね、2018年に発売されたのが、今回紹介しますラビトル3Dになります。

商品名の由来は、うさぎ(ラビット)と、カメ(タートル)、の動きを3次元で実現(3D)で、

うさぎの動きを粗動、カメの動きを微動、3Dは移動方向XYZ軸を意味しています。

ラビトル3D」の特長

・使い慣れた実体顕微鏡やマイクロスコープの横に置いてすぐ使える(本体正面幅60mm)

・粗動と微動のダイヤルが手前に隣り合って並んでいる(慣れればブラインドタッチも可能

・左右どちらでも使える(手前に操作系がある)

・電源不要でどこでも使える(ダイヤル回転によるメカニカル操作)

・電動システムと同じアクセサリーやツールが使える(手ブレのない精密位置決めが可能)

ラビトル3D」の設置イメージ

        実体顕微鏡+左右設置          粗動ダイヤル操作の様子

ラビトル3D」の使用事例

① 微小異物のピックアップ(タングステンプローブなど使用)

② 微小粒子などの吸着サンプリング(真空吸着ツールセット使用)

③ 微小エリアのミクロ切削(ミリングプロ使用)

➃ 単繊維の把持採取(マイクロツイーザーズ使用)

⑤ プロービング用ポジショナー(電極ホルダー使用)

⑥ サイドビューカメラの保持調整用ポジショナー(サイドビューセット)

詳細は、以下にてご確認ください。 ※リーフレットダウンロード、動画もあります

※ ラビトル3D WEBページ

★本体に関しては、貸出デモ機もあります(貸出期間:1週間程度)