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vol.29【貴重な試料を確実キャッチ】真空吸着ツールの使い方

 

マイクロハンドリングニュース vol.29

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採取が難しい微小固体のサンプリング手法について(吸着法)

鉱物、ガラス、金属片など、微細な無機材料のピックアップで困っていませんか?

有機物に対し無機物は、帯電によりピックアップの際に飛んでしまったり、質量が大きいために持ち上がらなかったりするケースが見受けられます。

そこで、微小ノズルにより真空吸着することにより、確実に対象物をキャッチする手法を用います。

《  付着しない/反発する 》       《 真空吸着にて確実にキャッチ&リリース》

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《  真空吸着の原理 》

真空ポンプにガラス製の極細ノズルを取り付け、陰圧をかけ続けた状態で対象物を吸いつけ保持します。

《  真空吸着のポイント 》

1)対象物の状態(サイズ/形状)などを顕微鏡観察で寸法計測し把握します

2)対象物のサイズより少し小さいサイズのノズル(ピペット)を選択します

3)マニピュレーターで対象物にノズル先端を近づけ、吸着をONしてさらに吸い付くまで近づけます

4)吸い付いたら吸着はONのまま速やかに移動し、受渡し先で吸着をOFFにしてリリースします。

《  提案機器 》

①真空吸着ツールセット(VP-SET2)※標準仕様(マニュアル操作)

②真空吸着ツールセット(VP-SET4)※マニピュレーターと連動可能仕様

③マイクロピペット(MPシリーズ)内径5/10/20/50μm ※その他カスタムサイズも対応可能

   ①VP-SET2          ②VP-SET4     ③マイクロピペット

※ノズル(マイクロピペット)のサイズや材質の関係上、マニピュレーターとの併用を推奨します

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